ブログ|箱根の旅館ならホテルおくゆもと
箱根の電車の模型たち
こんにちは、鉄道マニアな鉄子のフロントスタッフ・細川です。
今日は、館内にある鉄道模型についてお話しさせて頂きます。
当ホテル8階 お食事処『山里(やまざと)』の入り口前には、飾り棚があり、お料理と共に愉しんで頂ける 箱根の地酒のボトルなどをディスプレイしております。
そして、真ん中の列の下から2段目には、箱根の電車たちのNゲージも飾ってあり、お子様を中心に 大人の皆様にも とてもご好評を頂いております。
一番左は、箱根登山鉄道モハ2形109号、1955年(昭和30年)製造で 今でも活躍中の“走る骨董品”と呼ばれる 貴重な車両です。前後両方にヘッドライトが付いているのがカッコイイ、両運転台なので たった1両でも 前後どちらにも進むことができるのが、一般的な電車とは大きく異なるポイントです。(金太郎号の愛称を持つ108号とは兄弟の そっくりさん、その違いについては また 後日に掲載させてくださいませ。)
左から2番目は、小田急ロマンスカー50000形VSE、通称【白い貴婦人】です。先頭部分にある大きな展望窓が特徴で、運転席のフロントガラスが その上に位置しています。運転士さんの交代の時には、客席の天井部分を開けてタラップ(はしご)で昇って行くのです。シルキーホワイトのお肌にバーミリオンオレンジのチークをさしたような横顔も美しい、とてもフォトジェニックな車両です。
3番目は、小田急ロマンスカー60000形MSE、【青騎士】と呼ばれている…のではなく、私が 勝手に そう呼んでいます。東京メトロ千代田線に乗り入れるので 初めて地下を走ったロマンスカーとして、パイオニアスピリットを感じさせる 硬派な印象、クールなイケメン車両です。 地下鉄線内を走行する為、前後に非常口を設けてあるのが特徴です。(もしもの場合には、運転室・車掌室を通り 外へ出る事になるのだそうです。)
一番右は、小田急ロマンスカー30000形EXE、こちらも 私が勝手に呼んでいるのですが【ボギー君】です。ロマンスカーでは初のボギー台車だったと記憶している(※1)のと、ハーモニックパールブロンズのボディカラーが ハンフリーボガートのセピア色の映画みたいな印象なので、そう呼んでいます。最近 リニューアルされた車両を このブログ3月6日の記事でもご紹介させて頂きましたが、こちらの車両も まだまだ現役で走っています。
(※1 それ以前にあったRSEもボギー台車でしたが、 JR東海の協定によるものだったので、純粋な意味ではEXEが初だったと思います。その後、VSEで接続台車の時代に戻ったかと思いきや、次の MSEはボギー台車になりました。)
これらのNゲージは フロント前のお土産ショップでもお取り扱いしており、それぞれ個々の車両のものか、VSE&MSEのセットになっているものもあり、仕入れの状況にもよりますが、だいたい いつでも お求めいただけるようにご準備しております。
箱根以外にも、全国に カッコイイ・楽しい電車は たくさんありますが…やっぱり、特急列車は来るし、絵本に描かれているようなレトロな山登り列車も来るし、最新型のハイテク列車から 還暦を超えたベテラン列車まで、箱根湯本駅に集まる電車は 役者が揃っています。ぜひ ぜひ、箱根の電車たちの 乗り鉄・撮り鉄を楽しんで頂きたいと思います。