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白い貴婦人の トクベツな席
箱根湯本駅 1番ホームに停車中の『小田急ロマンスカー50000形VSE車』、通称『白い貴婦人』と呼ばれている、とても美しい列車です。
こんにちは、鉄子(女性鉄道マニア)なスタッフ、細川です。度々、鉄道の写真などを掲載させて頂いておりますが、本日も 大好きな列車のお話しを、はりきって♪お送りして参ります。
ところで、この「1番ホーム」という呼び方が、「1番線」ではない事が気になるのは 私だけでしょうか?
JR各社では「〇番線」と呼んでいるところが多く、私鉄でもだいたいの会社が「〇番線」です。
「〇番ホーム」と呼んでいるのは、関東では 小田急電鉄と西武鉄道 くらいかと思います。
また、関西や九州では「〇番のりば」という呼び方も 聞きますが、「〇番線」という呼び方と混在していると申しますか、どっちも聞く感じがします。
そして、阪急電鉄のみ「〇号線」と呼んでいる。というのは、鉄道マニアの間では有名な話なのではないかと思います。
…で、ロマンスカーの話に戻りまして、
この『 VSE』というのは、『Vault Super Express』の略で、Vault(ヴォールト)という英単語にはドーム型の天井という意味があり、車内の天井が 従来のロマンスカーより45cmも高い2.55mになっている居住性と快適な乗り心地を追求した特急列車として2005年にデビューした車両です。
そして、特徴的なのは なんと言っても、大きな大きな 前面展望窓があること!と、側面の窓も4mスパンと とっても大きく、また、各座席の角度が5度 窓の方を向いていて、とにかく眺望を愉しむことに重きをおいた設計になっていることです。
その前面展望窓について など、以前のブログ記事に 2回に分けて掲載させて頂いております。→その1・その2
さて、本日は、この列車の「トクベツな席」についてのお話です。
こちらは『サルーン席』という 準個室で、パーテーションガラスで仕切られた各部屋は1区画ごとの販売になっているので 見知らぬ人と同席になることがなく、ゆったりと旅を楽しむことができます。4名様分の座席で1区画になっています。(1名様でもご利用は可能ですが、その場合は 3席が空席でも 1区画のサルーン特急券を購入することになります。)
3名様までの場合は、このサルーン特急券は 通常の特急券よりも高価なのですが…4名様の場合は、なんと!通常の特急券と同じ料金で この「トクベツな席」をご利用になることができるのです!!
詳しくお話ししますと、ロマンスカーのご利用には 乗車券と特急券が必要で(特急券というのは 指定席券の事と考えて頂いて良いと思いますが)…例えば、伊勢原駅から箱根湯本駅までの通常の特急券は1名様500円で、サルーン特急券は1区画(4席分)で2,000円なのです。(サルーン特急券をご購入の場合は、通常の特急券は必要ありません。)
4名様でのご旅行には 特に、また、4名様ではなくても 水入らずの時間を大切にしたいご旅行などにも、この『サルーン席』は とってもお薦めです。
このサルーン特急券は 大変に人気があり、早い時期から完売してしまう日程も多いのですが、平日のご旅行などでは 当日のお求めでも間に合う場合もあるようです。小田急ロマンスカーでの箱根へのご旅行をご計画中のお客様は、ぜひ ご利用になってみてはいかがでしょうか?