ブログ|箱根の旅館ならホテルおくゆもと
箱根登山鉄道・限定カラーリング!
こんにちは、乗り物マニアな鉄子のフロント係・細川です。
先日、箱根湯本駅で、まぼろしカラーリングの車輌に会いました!
モハ2形は、現役で60年以上も走り続けている『走る骨董品』として有名で、バーミリオン(オレンジ)色でお馴染みなのですが、この水色のボディカラーは 昭和20年代の塗装なのだそうです。
私は、水色バージョンは、その当時を懐かしむ模型などでしか見た事がなかったので、本物の水色電車が 突然 目の前に現れて、とてもびっくりしてしまいました。
駆け寄って、車掌さんに聞いてみると、なんと、この110号は もうすぐ引退する事が決まったそうで、最後の記念に 昔の塗装にお色直しをしてあげたのだそうです。
珍しいものを見る事ができて 嬉しかったのが一転、大好きな 大ベテラン車両が ついに引退してしまうと聞き、とても寂しい気持ちになりました。
(ちなみに、同じモハ2形でも、『金太郎号』の愛称もある108号と、お土産用の玩具などで人気の109号は、まだ現役で頑張ってくれるそうです。)
昭和30年代から つい最近まで、ずっとバーミリオン色だったのを、何枚も撮り鉄してあったので、振り返って見ていたのですが、ちょうど 箱根登山鉄道の最大の特徴である給水シーンを撮った写真が有ったので、掲載させて頂きます。こちらは2011年の秋に撮ったもので、強羅駅に停車中のところです。右側に青いホースがつながれていますが、これは お水をゴクゴク飲んでいる場面です。
1枚目と2枚目の写真は、ぜんぜん色が違うけど、同じ車輌なんですよ。
箱根登山鉄道は散水タンクを持っていて、走行中に車輪とレールの間に水をまきながら走っています。レールの磨耗を防ぐ為なのですが、普通の鉄道なら油を塗っていますが、日本一の急勾配を登るので 車輪が滑ってしまう為に、水をまいて走るんです。(ひとつの車両に350リットルの散水タンクが2個 備え付けられていて、箱根湯本〜強羅間の1往復でほぼ空になってしまうそうです。)
この車輌については、語るときりがないのですが(すでに、ちょっと長くなってしまっていますが)、
2017年2月にリタイアしてしまうそうなので、電車が好きな お子様・大人様、ぜひ ぜひ 卒業前に会いにいらしてくださいね。