ブログ|箱根の旅館ならホテルおくゆもと
箱根ならでは!の植物たち
先日、当ホテルより お車orバスで30分程の所、芦ノ湖の元箱根港へ “町内ひとり遠足”をして参りました。
こんにちは、フロントの細川です。
箱根湯本駅は標高が108mですが、そちら元箱根は725mもあり、また、この日は 絹雲が薄く広がる 曇り空だったこともあり、涼しくて爽やか♪とっても気持ち良かったです。
(100m高くなる毎に0.6℃気温が下がるそうですので、単純計算でも3.7℃涼しいと言う事になります。)(さらに、お船で湖上に出て 風に当たったりすると、体感温度は もっと下がるので、真夏でも 肌寒く感じる時があるんですよ!)
海賊船の港の近くで食べ歩きをしたり、ぶらぶらと散歩をしていたら、
このブログの5/13の記事で お話しさせて頂いていた『やまぼうし』の花を、たくさん見かけました。『みずき』の仲間の植物です。
白い花びらが4枚あるように見えますが、こちらは苞(ほう)と言って、つぼみを包んでいた葉っぱ なのだそう。
本当の花は、真ん中にある 緑色の丸っこい部分で、小さいツブツブの ひとつひとつが花になっている、集合花です。
『みずき』とは 花の様子がだいぶ違いますが…全員そろって グンッと上を向いて咲くところは、似ています。
この 向上心あふれる咲き姿、なんとも清らかな印象の白十字、美しくてカッコイイ!私の大好きな樹木のひとつです。
全国的に分布している植物ですが、特に ここ箱根は その数が多くて有名なので、箱根をイメージさせる花だと言われていたりします。
そうそう、近くに『箱根薔薇』も咲いていましたよ!
本名は『サンショウバラ』と言って、葉っぱが山椒に似ているから そう名付けられたのだそうです。
“ベルばら”の漫画や “某デパートの包装紙”のような、いわゆるローズとは だいぶ違う、一重咲きの椿に似ているような花ですが、
つぼみの時点では ちゃんとバラっぽさ満点な感じがしてますでしょう?
こちらの植物は、富士箱根地区の山々の中で 標高500m以上の場所に生育し、【箱根町の花】として制定されているシンボルなのです。
皆様が 箱根にいらした時に、もし この植物に会ったら、ぜひ 注意してご覧になってくださいね。かわいい花を見て頂きたいのは もちろんですが、花の すぐ後ろには 後で実になる チクチクの球があって、知らず〜に近づいて 顔面に当たると かなり痛いです!よく観察しながら お通りくださいませ。(けっこう大きな木で、花と実が人の顔くらいの高さに有るのです。)(でも、その実は 果実酒に使ったりされ、美味しいんですよ。)
と言うことで、本日は、
ちょっと変わった 箱根ならでは!の植物たちをご紹介させて頂きました。
ちなみに、ごくごく普通の花も、たくさん咲いていました。
『シロツメクサ』が とっても可愛かったです。
また、芦ノ湖の周辺は、の〜んびりと季節が遷り変わってゆくので、
こちら箱根湯本では もう見頃を過ぎてしまった植物も、まだまだ見ることができたりします。
私も大好き・女性はお好きな方が多いように思う 花、『藤』も満開でした。